2009年10月12日月曜日
[続・野鳥] コモン・マイナのヒヨコ
● コモン・マイナのヒヨコ
[続・野鳥] コモン・マイナのヒヨコ
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警戒心が強く慣れない鳥だが、ヒヨコのときはそこそこ近くによっても逃げないでいる。
ヒヨコの特徴は、なんといっても尻尾が生えそろっておらず、寸詰まりで短いことである。
ところでこの鳥、何かおかしい。
右足が常に宙に浮いているのだ。
枝がつかめないようである。
足が折れている風でもないのだが、どうしたことだろう。
鳥というのは、前にも書いたが、足が悪くなりやすいようだ。
これから生きていくのは大変だろう。
[◆ その後 ◆]
ところで、このヒヨコの脇に巣らしきものがある。
上の写真では左右にヒヨコがいます。
これが飛び回っている中央に巣があります。
果たしてこれ、マイナの巣だろうか?
[◆ その後 ◆]
ロリキートが巣を探しにきた。
ロリキートというのは、どうも自分で巣をつくらず、他人の巣をちゃっかり拝借してしまうというセコイ性格の鳥のようだ。
この巣、もしかしたらキングフィッシャーの巣ではなかったか、と書いたもの。
そこを我が巣にしようとしたのだが。
この巣、悪いことにマイナの巣のちょうど反対側にあたる。
そこで、マイナがロリキートを追い払いにかかった。
2羽同士の壮絶な戦いがしばし繰り広げられた。
勝ったのは、もちろんロリキート。
なんたってあのクチバシだ。
ヒヨコにかまれただけで血がタラリタラタラのクチバシだ。
親鳥となれば、血がボトボトということになるのではないかと思われるほどに強烈。
マイナなどどう転んでも太刀打ちできない。
「ウーン、ちくしょうめ」
とマイナは思う。
グルリグルグルと飛び交い、あっちこっちと止まり様子を見る。
しめしめ、これはなかなかの住まいだ!
と、ロリキートは見つけた新居の居心地を確かめに穴に消える。
しゃくにさわるのはマイナ。
なんとかならんか!
と見上げるのだが。
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