2009年10月21日水曜日
[続・野鳥] レインボー・ロリキートのヒヨコ
● レインボー・ロリキートのヒヨコ
[続・野鳥] レインボー・ロリキートのヒヨコ
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またまたヒヨコ。
マッタク、「ひよこシリーズ」になってきている。
今度はレインボー。
おそらく、これで終わりだと思っているが。
このヒヨコ、まるで飛べない。
尻尾がまだ出来ていない。
それが何故、緑地で這っているのか。
ブッチャーのヒヨコと同じで、巣からこぼれ落ちてしまった、ということなのでしょう。
さてさて、私に見つけられて逃げていくヒヨコ。
それを見守る親鳥が泣き叫ぶが。
非情の掟、せっかくのチャンスを逃すものかと追い詰める。
逃げ場を失ったヒヨコ。
次なる行動は?
「やばいな、しつこい悪魔のジジイがやってくる」
ウーン、これしかないか。
塀の向こうへ逃げ込め。
頭は入った。
頭さえ入れば、隙間というのは通り抜けられるものだ。
よいこらしょ。
もう少し。
が、抜けられない。
なんでだろう。
「頭が入れば抜けられる」というのは生きとし生けるものの第一原則ではなかったか。
腹が出すぎているのだ。
だが、まだヒヨコだぞ。
きっと、この国の遺伝子が悪さしているのだ。
なんという国に、生まれついたのだ。
歎いてもしかたあるまい。
一昨日のニュース。
『
「みんなで太ればこわくない」 - 2009年10月19日
http://www.25today.com/news/2009/10/post_3897.php
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肥満が普通になっていると警告
ブリスベンの研究者が、「肥満体が一般化しており、今ではそれが標準だと思うようにさえなっている」と警告している。
412人の妊娠女性を対象に調査したレオニー・キャラウェイ助教授は、「30%の女性が、妊娠する前から体重過剰または肥満だった。
ところが、その人たちに体重の自己評価をしてもらうと36%の人が標準的だと答えた。
肥満度指数(BMI)でトップの16%の女性だけが肥満と自己評価した」と述べている。
キャラウェイ助教授は、ロイヤル・ブリスベン・婦人病院とQLD大学医学部に勤務する研究者で、「女性たちは肥満が妊娠にどんな悪影響があるか正確な知識を持っていない。
さらに、肥満があまりにも一般化しているため、標準的だと思われるようになってしまっている」と分析している。
また、調査対象の女性の57%が、妊娠前に健康診断を受けたと答えているが、医師に体重を減らすように指示されたことを憶えていると答えたのは17%だけだった。
キャラウェイ助教授は、医師が女性のBMIを測定し、肥満が胎児の発育に悪影響があることをアドバイスすべきだと述べている。
』
つまりだな、あまりの愛鳥保護によって、野生のサガを失いつつあるといことなのだ。
ホントウ?、もちろんウソ。
しかし、「鳥原則」の一つは「太ってはいけない」。
なぜなら、飛べなくなるから。
飛べない鳥、ブロイラーになってしまうから。
さてと、どうする。
「鳥はあきらめない」ことが肝心。
再度トライする。
今度は尻尾から。
ウーン、やっぱりだめだ。
この後、もう一度、塀抜けを試みるが、やはりダメ。
それをじっと見守っていた心優しい私。
「何回やったて無理だよ」
もういいだろう。
ダメなものはダメさ。
ならばと、とっ捕まえる。
とたんにガブリときた。
ヒヨコで羽はそろってないのにクチバシだけは頑丈この上ない。
オー、と衝撃。
血がタラリタラリ。
こういう写真は載せなくてもいいのですが。
でも、リアリテイーがある。
これ、痛い、相当に痛い。
手を広げそうになるが、ここはガマン。
塀に写して影絵を愉しむ。
いろいろひねくり回す。
ああでもない、こうでもないと。
痛みもジワーと大きくなってきているし、そろそろ、逃がしてやろうかと離す。
頭の上で、静かに見守っていた親鳥が騒ぎはじめる。
どういうわけかしらないが、私がヒヨコを掴んだときから、それまで鳴き叫んでいた親鳥はピタリと静かになっていたのである。
ひょこひょこと逃げていく。
もう追わない。
帰ってきて傷口を見てみる。
血が流れている。
12時間後の傷の状態。
バンドエイドをはがしてみる。
傷口はすでにふさがっている。
傷口は2カ所。
爪に近い上の傷はあの湾曲の鋭いクチバシの切っ先を刺し込まれたといった感じ。
幅2mmほど。
下のものはクチバシの土手で切られたという形で、傷口幅1mm、長さ6mmである。
やっはり、けっこう強烈である。
[◆ その後 ◆]
やたらとロリキートがうるさい。
見上げるとツガイでいる。
ここはと思ったら、先日ヒヨコを捕まえたところ。
「ウラミ晴らさぜおくものか」と復讐しにきたのかと思った。
でも、インコ系の湾曲のクチバシでは攻撃はできない。
じっくり、見上げてみた。
あった、巣が。
ヒヨコはこの巣からころげおちたのであろうか。
これまで見てきたレインボーの巣は「洞」に作られたものばかりで、写真のように一人前の形をとったものではない。
洞とは別に、こういう巣作りの能力も備えているということであろうか。
それとも、使用済みのマイナーの巣などを拝借しているということであろうか。
ヒヨコは飛べなかった。
ひょこひょこ歩くだけであった。
とすればさほど遠くからきたわけではない。
この近くの巣からこぼれ落ちたと見るのが正解だろう。
その最も近い場所にあるのがこの巣になる。
巣はこの真ん中の木の上にある。
ヒヨコを見つけたのは、この木の板塀際。
そしてヒヨコを追いかけて、団地の入り口に回りこみ、下の写真の板塀の隙間にもぐりこもうとした。
肌色の塀は影絵を写したところ。
右から2本目の木が巣のある木。
下の写真で、左側の木がブッチャーバードの巣のある木。
中央にあたる一番手前がロリキートの巣と思われる巣のある木になります。
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