2009年7月14日火曜日

[続.野鳥] カルガモとウッド・ダック


● カルガモ Pacific Blach Duck


● ウッド・ダック Australian Wood Duck


[続.野鳥] カルガモとウッドダック
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 前に住んでいたところにはカルガモはいなかった。
 それがあるとき何かの偶然でフラリと餌場にきた。
 それからこれを餌付けしていったが、成功して毎日その鳥だけ(3羽であった)くるようになった。
 それ以外にはカルガモを住宅地で見ることはなかった。

 がこの鳥、イヤシイ。
 やればやるだけ食べる。
 エサがなくなるとサッシのガラス戸をコツンコツンとたたく。
 テラスに座っている私の足をもつっつく。 
 それだけならいい。
 緑色のデカイ糞をテラスに撒き散らす。
 喰いすぎだよ。
 と、それからやらなくなった。








 その住宅地で四六時中みかけたのがウッド・ダック。
 子育てのときはファミリーでひょこひょこ歩いている。
 ヒヨコを捕まえたこともあった。
 これ、ダックというが「鴨」ではなく「雁」とのこと。
 クチバシが尖っている。
 餌付けできない。
 テリトリーがあって、その領域内に人が入ると逃げるようにプログラミングされている。

 そんなこんなで、この地のダックはウッド・ダックが主で、カルガモは少数派の鳥だと思っていた。
 これが大きなまちがい。
 引っ越してきて、クリークへいくと、必ずいるのがカルガモ集団である。
 クリークには小さな橋がかっているが、いついってもそこから見ると、水路で泳いでいる。
 それに反して、ウッドダックは少数派である。

 ウッドダックはヒヨコをつれて車のビュンビュン行き通う幹線道路を平然とヒヨコをつれて、長い列を成して横断する。
 無謀というよりバカで鈍感か。
 でもバカはバカなりに面白い。
 一時でも自分の定めたテリトリーに空白ができると、それで安全だと思い込んで行動に移す。
 車は止まり、ジットその通過を待っている。
 なにしろ、ヒヨコを連れてが歩くのだ。
 それ相応の時間がかかる。
 ところが、中央分離帯に到達すると、ハタと途方にくれる。向こうへは渡れない。
 といって引返すわけにもいかない。
 すでに道路は車で埋まっている。

 遊歩道に立って、クリーク沿いのダック行動を観察してみた。
 私は彼らの安全領域外にいる。
 が、私はすぐちかくの遊歩道の真ん中に立っている。
 さほど離れてはいない。

















 悠然とツガイで目の前を横断しはじめた。
 まったく、写真を撮るには便利な鳥であることがわかった。

 そのうち子育てのシーズンがはじまると、ファミリーで動きはじめる。
 またまた、面白い場面に遭遇できるかもしれない。
 いまから楽しみしている。




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