2009年10月3日土曜日

[続・野鳥] フィグバードの巣を見つける


● フィグバードの「巣1
 クリックして拡大してください、鳥の赤目が見えると思います。
 ということはオスが抱卵しているということになります。


● フィグバードのヒヨコだろうか?


● これはフィグバードの「巣2」だろうか?


 
[続・野鳥] フィグバードの巣を見つける
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● 排水緑地に出たところから撮る。
 写真では見づらいが、左の排水用の凹部の先に、このタウンハウスへ入るコンクリートデッキがある。
 その手前、歩道際の木にブッチャーバードの巣がある。


 朝早く、庭から緑地に出たとたん、ブッチャーバードに囲まれた。
 私が出ていくのを待っていたがごとくである。
 鳥が人を待ち伏せして、囲む?
 そんなこと、「あるのです」
 3羽いる、まちがいなく3羽である。
 ブッチャーバードは一夫二妻制なのであろうか。
 どうもこの親鳥連中にとって、私は要注意人物、警戒人物、凶悪犯みたいなもののようである。


● 1画面で撮れたのは2羽のみ

 こちらも睨み返す。
 我が家の前で鳥とにらめっこすることになるとは思わなかった。
 あたりを見渡してみた。
 昨日のようにヒヨコがうろついているのだろうか。
 今朝の緑地は静かなものである。
 では、なんで私を取り囲む。
 ここから巣までは100m弱はあるはずだ。
 昨日の今日なので気が立っていることは分かるのだが。

 ということは、昨日のような攻撃ではなく、威嚇ということになる。
 なら、問題はない。
 しばらくにらみ合ってから、歩を進めた。
 即、「ビシーン」ときた。
 耳元でハネを叩いたのである。
 あくまでも音。
 昨日のように、メガネがずり落ちるごとく、叩かれたわけではない。
 これなら「
カイカーン」である。
 ちょっとした清涼音である。
 歩くたびに回りを飛び回る。
 ウザイやつらだ。
 ビシーン。
 ときどき間が抜けたように、威嚇してくる。
 まあ、向こうは真剣なのだろうが。

 巣には2羽いる。
 が、ときどき下のように1羽になる。
 ということは、巣の中には3羽いる可能性もある。





 もし、2羽しかいないとしたら、残りの1羽はどうなったのであろうか。
 考えても分かることでもあるまい。


 ところで、今日の話はブッチャーバードではなく、フィグバードなのです。
 もう巣の話はいいと思われる方もおいででしょうが、季節柄いたしかたがないことのようです。
 一昨日、緑地の枝打ちが行われたため、木々が若干スカスカになった。
 散髪あとみたいなものである。
 これはいい機会と、昨日は緑地の先端部分でワトルバードの巣を探した。
 が、見つからなかった。

 でも今日は見つけた。
 それも2ケ。
 通常ならマイナーの巣ということになるが、そうではなくフィグバードの巣。
 この鳥の巣を見るのは初めてのことである。
 ただ、2つともフィグバードかというと、一つは間違いないが、もう一つは今のところ確定はできないでいる。
 いっぺんに2ケであるから、まさに巣の大安売りである。
 散髪効果ともいうべきであるが、鳥にとっては至極迷惑だったことになる。


 さてさて最初に見つけたのがこの巣。





 どうも下から見上げるようになり、残念なことに中は見えない。
 鳥が抱卵していることは分かるが、何の鳥であろうか。





 後ろに回ってみた。
 シッポが見える。
 シッポの形状だけでは鳥の名は分からない。
 裏に模様がないとこころを見るとワトルバードでないこことだけは確かである。
 
どうも、ほぼ真下から見上げる位置しかこの巣の全景をとらえることができようだ。
 さすが、いいところに営巣するものである。

 ときどきクチバシが見える。
 その先に顔があるはずである。
 捉えた、それが下の写真。
 ちらりと赤目が見えます。
 稿頭の写真は、その部分を拡大したものです。
 赤目鳥といえば、フィグバードのオス。
 巣はフィグバードの巣である(「巣1」と名づける)。





 ありがたいことに、メスがやってきた。
 これで確定した。



 さて、この巣の場所だが、下の写真はタウンハウス団地へ入るコンクリートデッキを撮ったものである。
 このデッキの向こうに写っている木に、ブッチャーバードの巣があります。
 よって、この巣を撮るときは写真左の肌色のコンクリート壁を背にしてシャッターを切っています。

 ではフィグバードはというと、デッキの手前の木、つまり左側の最も大きく写っている木の上になります。
 ということはデッキを挟んで左右に、ブッチャーバードとフィグバードが巣を作っていたことになります。





 次に見つけたのが、この巣(「巣2」と名づける)。
 まわりがもしゃもしゃいていて、ひじょうにわかりずらい。
 果たして巣の中に親鳥がいるのであろうか。
 シッポが見えるということはない。



 いったい何の鳥の巣だろうと思ってぐるりを回ってみた。
 すると近くにヒヨコがいる。
 何のヒヨコだろう。
 上の巣のヒヨコであろうか。
 でもそれはおかしい。
 巣では親鳥が抱卵している。
 近いとはいえ、そういう状態ならヒナであって、飛べる状態にはまだなっていないはずである。
 とすると、このヒヨコは別の巣から出てきたものであろうか。







 この木の場所ですが、デッキから4本目の木。
 つまり、フィグバードの巣から中2本置いたところの木。
 距離でいえば30mくらいのもの。
 


 ヒヨコを撮るために木の周りをぐるぐる回っていたら、赤目が来て枝葉の中に止まった。
 10mほど横の木である。



 メスもやってきた。


 
 ということは、おそらくフィグバードの巣ということになるのだが。
 すると、ヒヨコはフィグバードのヒヨコということにもなるが。
 ヒヨコの存在がわかりにくく、これとは別に、さらに巣があるということなのであろうか。

 
 その隣の隣、すなわち6本目の木にあるのがマイナーの巣。
 これは「マイナー」の稿で取り上げた2つ目の巣になります。
 ただ、この巣にマイナーがいたのは見ていない。
 もしかしたら違うかもしれない。
 が、フィグバードの巣ではない。
 というのは、円錐を倒立させたような尻つぼみの形状だからです。
 フィグバードの巣はどちらかというとお皿型のように、下からは見える。




 散髪効果は鋭く、これまで見つからないものまで見えてきた。
 すべてが見えるわけではないが、鳥にとっては十分脅威なことであったことだろう。


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