2009年10月2日金曜日

[続・野鳥] ブッチャーバードに襲われる




● 私を狙うブッチャーバード


 
[続・野鳥] ブッチャーバードに襲われる
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 稿頭の鳥、もちろんブッチャーバード。
 私を狙っている。
 ものの2mほどのところにいる。







 その横ではもう一羽が、私に向かって身体をブルブル震わせ、ハネを広げキーキー鳴く。
 何故に?

 夕方、緑地を歩いていた。
 突然、後ろから襲ってきた。
 メガネがズズーと下がった。
 羽で叩かれたのである。
 バシーンと。
 それがブッチャーバードである。
 何かが起こっているようだ。

 この時期だ、マグパイ系なので襲ってくるのは知っていた。
 襲ってくるならツガイでくると思っていたが、そうではない。
 3羽で襲ってくる。
 なんでだろう、なんで3羽なのだろう。
 羽先が体に当たる。
 バチン、バチン。
 後ろから、前から、横から。
 3羽もいるとどこから来るか分からない。
 こいつの攻撃はすごい。
 プラバーの比ではない。
 止まったところを、こちらも前からにらみつけて威嚇する。
 向こうは羽を広げて、大きさを競うかのように鳴く。

 こういうシチュエーションは快感である。
 目でも突っつかれない限り、襲われたたとしてもたかが知れている。
 カッターナイフで切り損じたほどの深さの傷にはなるまい。
 でも、安全をとったほうがいい。
 木にへばりつき、とりあえず後ろからの攻撃は防ぐことにした。
 こういう行動をするということは、ヒナが巣から出て近くにいるということだ。

 回りを見渡してみた。
 いた、いた。
 がなんと、歩道をヨタヨタ歩いている。
 こいつ飛べないのか。
 飛べないのに巣から出たのか。
 いやそんなことはあるまい。
 飛べるがそれよりも、歩くことの快感を味わっているのだろう。









 これたしかにヒヨコである。
 でも昨日、ヒヨコを見ている。
 木に止まって、体中をクチバシで突っついていた。
 そのヒヨコはこんなチビではなかった。

 昨日の写真と比べてみてください。










 昨日の鳥は明らかに十分長い尻尾をもっていた。
 この歩き鳥の尻尾はまったくもって、尻切れである。
 が、この鳥はまちがいなく、ブッチャーバードのヒヨコである。
 だから、親鳥連中が攻撃してくる。
 なら昨日見たヒヨコはブッチャーバードではなかったのか?
 そういえば、昨日は木の上であったがヒヨコをみていても、何の攻撃もしてこなかった。
 ヒヨコが木に止まっているときは、安全ということで攻撃しないものなのか。
 それとも、ブッチャーのヒヨコではなかったのか。









 危険信号が点滅する中、撮った撮った、けっこうたくさん撮りました。
 でもこういうのは、1回やればいいですね。
 コイツの襲撃はキツイですから。
 「カイ カーン!」、なんてのんきなことは言ってられません。











 でも、よくよく見てみると、少しおかしいです。
 まだ、巣から出られるほどに成長していない、という感じがみえみえにします。
 飛べるヒヨコではないのではなかろうか。
 ということは、誤って巣からころげ落ちてしまったということになります。
 通常、樹上に巣を作る鳥は、親鳥と同じ大きさになるまで巣の外へは出ないものです。
 というのは、その大きさにならないと飛べないからです。
 親鳥と同じほどの大きさになってやっと飛べる羽が生え揃うのです。
 もちろん、それでもまだ親鳥ほど長く飛べませんが、危険から逃れる程度の飛翔力はあります。
 このヒヨコ飛べもしないのに巣の外にいて、ヒョコヒョコ歩いている。
 ただウロウロ、どうしたらいいのだろうとマゴマゴしながらさまよっているという雰囲気です。
 「ここはドコ、わたしはダレ」といった感じです。









 これはやはり、巣からこぼれおちたとしか考えようがありません。
 だからこそ、親鳥が神経質くらいに、暴力的になっているのではないかと思います。
 ならどうやって、ヒヨコを巣に戻すのでしょう。
 こういうときは、
火事場のクソ力で、足でひっ捕まえて運ぶのでしょうか。
 勝手な想像ですが。









 巣の方を見てみました。
 1羽しか見えない。
 あとの2羽は。
 うち1羽はころげ落ちたとしても、残りの1羽どこだろう。
 巣の中でうずくまっているのだろうか。




 どうも最近は「ヒヨコ」のオンパレードである。
 これまだまだ続きそうである。



補].ブッチャーバードのヒヨコが写っているサイトがありましたので載せておきます。


Isn't Life Wonderfull!! Bucher Bird (の幼鳥)
http://mitzi358358.blogspot.com/2009/02/butcher-bird.html

 外のテーブルでお茶を飲んでいたら、小雨の中、
Butcher Birdの幼鳥がやってきました (親は一緒ではありませんでした)。
 迷子ではないと思うのですがなんか淋しげです。

 カメラを取りに家の中に入っている間もまだ逃げません。
 手を伸ばせば届きそうな距離なのでくちばしもはっきり見えましたがどうも変形しているような気がします。
 これって幼鳥の特徴なんでしょうか?それとも
“醜いアヒルの子”みたいに親に見捨てられたんでしょうか?

 暫く遊んで又一羽で飛んでいきました。
 Rにも聞いてみたけれどくちばしの事はよくわかりませんでした。
 もう独り立ちしているのか、捨てられたのかも聞いてみたら、
“A(<--うちの息子)状態じゃないのかな~?”(つまり、あっちこっち遊びに行っているけれどまだ完全に独り立ちしていなくてお食事と寝る場所確保の為に親と合流みたいな。。。。。笑)ですって!
 本当はどうなんでしょうかね~? 大丈夫かな~?





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