2009年9月17日木曜日
[続・野鳥] 家屋匠師、ピーウイー
● ピーウイー[マグパイ・ラーク] Peewee:Magpie-Lark
上が2鳥がオス、下の2鳥はメス
● ピーウイー
[続・野鳥] 家屋匠師、ピーウイー
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アイビス、カラス、ピーウイーが「ゴミ捨て場鳥」の3大鳥と判明してから、ピーウイーの評価は下がる一方。
カメラはまったく向けられなくなり、ついに最近は整理ポストに入ってしまった。
それが、華麗に大々的に復活してきた。
何しろ稿頭写真がメスオスそれぞれ2羽の計4羽で飾るほどになったのである。
さて、この恐るべきリベンジパワー、再上場の秘密はなにか?
それが、これ。
カメラを引くとこうなる。
おわかりでしょう。
「巣」です。
実に「すばらしい」としか言いようのない巣。
巣を作っているモコモコはナンなのだろう、と考えてしまう。
発見したのは今から10日ほど前のの9月07日。
はじめてみたときは、クリークが増水したとき、おわんにようなものが木にひっかかってしまった、のかなと思ったほど。
横手の木々の間から、角度を変えて見てみる。
これだけの巣をこれまで見たことがない。
ここで出会った巣をあげてみます。
木の洞を利用した、リトル・コレーラとレインボーロリキート。
木の枝を編んでつくる、マグパイ、ブッチャーバード、マイナー、それにフライアーバード。
地面の上にいとも巣ともいえないほど簡単につくって卵を産むプラバー。
これらの鳥と比べて、この巣の匠さは技術力の高さでぬきんでている。
H2ロケットと、テポドンくらいの差がある。
ピーウイー:Peewee、正式名称「マグパイ・ラークMagpie-Lark」
和名:ツチスドリ
さてさて、この巣決して捨てられた巣ではありません。
ちゃんとタマゴが入っています。
といっても見たわけではないですが。
ちゃんと親鳥がやってきます。
こう見るとオス鳥がタマゴの番をしているように見受けられますが。
クリーク側から見てみる。
この美麗にして精細な「匠の技」、ドラマはまだまだ続くのです。
実際の巣作りの現場をお見せしましょう。
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【[続・野鳥]Peewee 巣作りの匠の技】
でどうぞ。
【*】
余談だが名刺をいただいた。
最近、「家屋工事技師」とういう資格ができたそうである。
Wikipediaには載っていませんでしたが、DIYのプロといったところのようです。
さしずめ、ピーウーは「営巣工事技師」ということになりそうであるが、タイトルとしては「家屋匠師」のほうが気に入っている。
[◆ その後 ◆]
ピーウイーのヒヨコ
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