2009年7月29日水曜日
野鳥とあそぶ[続]:サパーブ・フェアリー・レン
● サパーブ フェアリー・レン Superb Fairy-Wren
野鳥とあそぶ[続]:サパーブ・フェアリー・レン
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「華麗な妖精」
と言えば、体操のコマネチであろうか。
「白い妖精」とも言われる。
Wikipediaが「最高の妖精」と記している鳥がいる。
ブルーが目にしみる。
休むことなくきびきびびそしてしなやかに舞いまわる。
いっときとしてとどまることを知らない。
小さな体に大きな演技。
きりりと立てたシッポが中に切れ込んでいる。
ときどきクチバシをあけ「チチチ」とさえずる。
すぐ近くに、ツガイだろうか、ひじょうに地味な赤い目の鳥がその動きを見守っている。
「Superb Fairy-Wren:サパーブ・フェアリー・レン」
「華麗な妖精レン」
こちらの人は「ブルー・レン」と呼んでいる。
和名「ルリオーストラリアムシクイ」
「ルリ」とは「瑠璃」であろう、和名も華麗である。
Wikipedia から。
『
Wikipedia: Superb Fairy-Wren
』
出会ったときは、驚きで息をのんだ。
ポケットカメラを向け、その方向でただシャッターを切る。
追いかけて追いかけて、数十枚はとっただろうか。
大きさ13センチ。
デイスプレイになど鳥影は映らない。
偶然を信じてボタンを押すだけ。
画面に姿があったのはたった数枚。
1/10ということ。
でも写っていた写真があるだけで喜び。
コマネチは女性。
「華麗な妖精」はオス。
つきそう地味な赤目鳥がメス。
そういえばバレーの「アンヘル・コレーラ」は男性であった。
サイトから。
『
豪遊記
http://www.goyouki.com/info/doubutu/BushBirds5.html
Superb Fairy-wren ルリオーストラリアムシクイ
スズメ目オーストラリアムシクイ科の鳥で、体が小さくグループで行動しています。
草原や牧場、森林、家庭の庭などで見かけることが出来ますが、小さくすば しっこいので見つけにくいです。
南オーストラリア州の南東部からクイーンズランド州の湿地帯で見かけられます。
特徴は頭の上、首、背中などが鮮やかな青色 をしており、尾が非常に長いです。
花や果実、種、小さい昆虫などを食します。
体長は大きくて14センチ程になります。
』
ビデオは下にあります。
約4分の映像、十分に楽しめます。
『
Superb Blue Feairy Wren
http://www.youtube.com/watch?v=VnlaIYvRjXA
』
いろいろあります。
『
Feairy Wren(つがい)
http://www.youtube.com/watch?v=ZgM0loAyQrc&NR=1
Feairy Wren(音楽にあわせて)
http://www.youtube.com/watch?v=6oRUy2e2Kis&feature=related
』
なを「Wren」とは「ミソサザイ」のこと。
これをWikipediaでみてみる。
『
ミソサザイ(鷦鷯、三十三才, 学名:Troglodytes troglodytes)は、スズメ目ミソサザイ科に分類される。
体長10cmほどで、日本で最小クラスの鳥である。学名の内、属名、種名troglodytesは「岩の割れ目に住むもの」を意味する。
ヨーロッパ、アフリカ北部、西アジア、中央アジアからロシア極東部、中国北東部、朝鮮半島にかけてと、北アメリカ西部および東部で繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南方へ渡る。
日本では留鳥として、大隅半島以北に周年生息している。
繁殖期は、亜高山帯から高山帯で繁殖しているが、一部の個体は、秋~春先にかけては低山帯や平地に降りて越冬する。
体長約10cm。翼開長約16cm。全身は茶褐色で、体の上面と翼に黒褐色の横斑が、体の下面には黒色と白色の波状横斑がある。雌雄同色である。
体つきは丸みを帯びており、尾は短い。よく短い尾を上に上げる姿勢をとる。
日本の野鳥の中でも、キクイタダキと共に最小種のひとつ。
全身焦げ茶色の羽色をしており、常に短い尾羽を立てて、上下左右に小刻みに震わせている。
早春の2月くらいから囀り始める習性があり、平地や里山などでも2月頃にその美しい囀りを耳にすることができる。
小さな体の割には声が大きく、高音の大変に良く響く声で「チリリリリ」とさえずる。
また、地鳴きで「チャッチャッ」とも鳴く。
同じような地鳴きをするものにウグイスが いるが、ウグイスの地鳴きと比べて明らかに金属的な鋭い声で「ジジッ」と聞こえる。
ミソサザイの地鳴きを聞いたことがある人なら、聞き間違えることはないほどの相違点がある。
秋~早春、場所によっては両種が同じ環境で生活しているため、初めて聞く人にとって、両種の特定には注意が必要である。
食性は動物食で、昆虫類、クモ類を食べる。
繁殖形態は卵生。繁殖期は5-8月で、4-6卵を産む。
抱卵日数は14-15日、16-17日で雛は巣立つ。
一夫多妻でオスは営巣のみを行い、抱卵、育雛はメスが行う。
ミソサザイは、森の中のがけ地や大木の根元などにコケ類や獣毛等を使って壷型の巣を作るが、他の鳥と異なり、オスは2個以上の巣を自分の縄張りの中の別の場所に作る。
ただし、オスが作るのは巣の外側のみで実際の繁殖に使用されるものは、作られた巣の内の1個のみであり、巣の内側はオスとつがいになったメスが完成させる。
また、巣自体にも特徴があり、通常の壷巣は出入口が1つのみであるが、ミソサザイの巣は、入口と出口の双方がそれぞれ反対側に設計されている。
抱卵・育雛中の親鳥が外敵から襲われると、中にいる親鳥は入り口とは反対側の出口から脱出するといわれている。
日本では古くから知られている鳥でで古事記・日本書紀にも登場する。なお、古くは「サザキ」「ミソササギ」と言った。
西欧各国の民間伝承においてはしばしば「鳥の王」とされ、各国語における呼称も君主や王の意を含んだ単語が用いられる。
また、ヨーロッパコマドリと対になって現れることも多い。
かつては、ヨーロッパコマドリがオス、ミソサザイがメスだと考えられており、「神の雄鳥」「神の雌鳥」として伝承中では夫婦とされていた。
また、イギリスではヨーロッパコマドリが新年の魂を、ミソサザイが旧年の魂を宿しているとして、クリスマスや聖ステファノの日(12月26日)に「ミソサザイ狩り」が行われていた。
森の王に立候補したミソサザイが、森の王者イノシシの耳の中に飛び込んで、見事にイノシシを倒したものの、だれも小さなミソサザイを森の王とは認めなかったという寓話が有名である。
』
ちなみに和名「ルリオーストラリアムシクイ」とあり、「ムシクイ」とは何か、とWikipediaで調べたら「ウグイス科」とあるだけであった。
再び会えるであろうか、この「華妖鳥」に。
ぜひとも出会いたいものだ。
[◆ その後 ◆]
この鳥に会いたいために通いつめている。
そして、出会った。
数枚の写真が撮れた。
● 真々中の青いのがWren:拡大したのが上の写真
そして今日は赤目のメスを撮った。
そして、また。
なを、参考のためにこの鳥に出会った場所を紹介しておきます。
「ラブラドール遺産ウオーク」の「No.16」にあたる場所です。
忙しくて余話の続きを書いていないため、先にこちらで載せておきます。
見えるのが「No.16」の案内柱。
手前はラブラドールのフットボール場で、広大な芝生になります。
ここに遊歩橋がある。
ビゲラ・ウオーター・クリークにかかっています。
橋を渡った突き当たりは「Brown Street」にそのままつながります。
この橋の左右の川沿いになります。
下は橋を渡った対岸の遊歩道から。
この両岸の遊歩道は舗装されているため何となくスーと通り過ぎてしまいますが、200mほどの川沿い部分をじっくり観察してみてください。
実にいろいろな鳥を見ることができます。
なを、すぐ近くで海に通じているため、潮の干満によって水位が大きく変わります。
満ちていると鳥は木の上の方にいて、小さな鳥は見つけにくくなります。
写真は橋の上からのもので、潮が引いたときは、左右の川底が露呈しています。
こういうときは、下の方に集まってきてくれますので観察しやすくなるようです。
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