2009年7月28日火曜日
野鳥とあそぶ[続]:リトル(ブラッシュ)・ワトルバード
● リトル(ブラッシュ)・ワトルバード Lttle (Brush) Wattlebird
野鳥とあそぶ[続]:リトル(ブラッシュ)・ワトルバード
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住宅の玄関前の木に止まっていた鳥を撮った。
形・大きさからから見るとリトル・フライアーバードかと思った。
が、腹にシマシマが見えたのでフィグバードであろうと当りをつけた。
数枚撮ったところで逃げられたので期待はしなかった。
帰ってパソコンで拡大してみたら、思ったよりよく撮れている。
住宅地の木々は背が低いので、結構近くで撮ることができ、細部まで分かる。
その分、逃げられる確率が高くなるが。
腹だけシマシマならオリオールかフィグバードであるが、この鳥なんと頭の後ろまでシマシマである。
とすると、ワトルバード。
生息域からすると「レッド・ワトルバード」か「リトル・ワトルバード」になる。
先に「レッド・ワトルバード」について調べているので、この辺は詳しい。
図鑑[Australian Birds]より写真を引き出してみる。
上がレッド・ワルトバード。
下がリトル・ワルトバード。
違いは2つ。
レッドはモッコリしていて太め、リトルはその名のとおりスリムでスマート。
でも、この違いは写真で判断できない。
もう一つの違いは、「耳垂れ」のの有無。
耳垂れとは首の左右、ちょうど人間でいう耳あたりの下についている赤っぽいものをいう。
人間風にいうと「耳タブ」といった感じになるだろうか。
これが「ワトル」である。
辞書では「肉垂れ」と書いてある。
おかしなことに、リトル・ワトルバードにはこの「肉垂れ」がないのに「ワルト」の名がついている。
頭の部分を拡大してみる。
ワトルはない。
ついでに尻尾の部分も拡大してみる。
図鑑の尻尾と同じ模様である。
ということは、「リトル・ワルトバード」ということになる。
和名「ギンホオミツスイ 」
サイトから。
『
オーストラリアの鳥達シリーズ ギンホオミツスイ
http://4travel.jp/traveler/gogotours/album/10150261/
英名:Little Wattlebird (又はBrush Wattlebird)
和名:ギンホオミツスイ
目:スズメ目
科:ミツスイ科
体長:26-31cm 体色:銀色の縞模様
生息地:オーストラリア南東部&南西部・タスマニア州 バンクシア&ユーカリの森林地帯・潅木エリアなどに生息し、6月から12月に繁殖時期となり、1-2個のピンク色の卵を産む。ミツスイ科の他の鳥達と同じく、ちょこまかと動きながらバンクシアの蜜等を吸っていく。
』
なを、「リトル・ワトルバード」には2種あります。
1...東部種(Eastern race)
2...西部種(Western race)
ここでとりあげているのは東部種のもので「Little (Brsh) Wattlebird」にあたり、「Brush Wattlebird:ブラッシュ・ワトルバード」と書くこともあります。
「Brush」とは、羽を逆立てるとブラシのようになるからです。
この様子は下のビデオで見ることができます。
西部種のものは単に「Little Wattlebird」と表記しますが、この種も羽を逆立てるとブラシのようになりますので、この「Bruch」という名での違いで区別することはできないようです。
西部種は西オーストラリアの南海岸地域に一部のみを生息域としています。
ビデオ
『
http://vodpod.com/watch/3735-brush-wattlebird-anthochaera-chrysoptera
http://ibc.lynxeds.com/video/little-wattlebird-anthochaera-chrysoptera/bird-calling-shaking-feathers-bathing
http://ibc.lynxeds.com/video/little-wattlebird-anthochaera-chrysoptera/two-birds-shaking-their-feathers-bathing
http://ibc.lynxeds.com/video/brush-wattlebird-anthochaera-chrysoptera/close-lethargic-bird-cold-winter-morning
』
[◆ その後 ◆]
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