2009年6月9日火曜日

野鳥とあそぶ[続]:ピーサント・クーカル


● ピーサント・クーカル Pheasant Coucal



野鳥とあそぶ[続]:ピーサント・クーカル
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 庭に小動物がチラリと見えた。
 ここはペット禁止のタウンハウスだが、誰か飼っているのだろうか。
 サッシに寄ってよく見ようとした。
 ヒラリと塀の上に飛び乗った。
 ネコだ。
 いや、違う。
 後ろ姿を見た。
 ネコの1本尻尾ではない。
 鳥だ。
 こいつはめちゃめちゃ大きい。
 地を蹴って塀に飛び乗るその飛翔姿は、まるでネコの動作そっくりである。
 カメラ!
 手に取ったときには、消えていた。

 2時間ほどして、また現れた。
 今度はまず部屋の中から撮る。








 塀を飛び越え、隣の庭に入った。
 まだいるだろうかと、屋外チェアーにのり、ソーっと見る。
 いた、カメラを向ける。



 奥の塀の上に移った。
 シャッターを切る。
 数枚撮れた。









 これだけ大柄で特徴のある鳥。
 すぐに分かった。

 「Pheasant」は「キジ」、なら「Coucal」とは。
 和名:キジバンケン
 「バンケン」、聞いたことない名称だ。
 まさか「番犬」でもあるまい。
 「バンケン」とはどういう種類の鳥だろう。

 Wikipediaでみて見る。


 バンケン科(Centropodidae)は、鳥類の分類名のひとつ。
 カッコウ目> カッコウ下目> カッコウ小目> バンケン上科> バンケン科


 30種の「Coucal」と名づけられた鳥の名が出ている。

 この解説だと、カッコウの種類ということか。
 カッコウね?
 どちらかというと、やはりキジ、でなければクジャクの方が通りやすいと思うが。
 バンケンとはどういう漢字を当てはめているのだろう。

 図鑑の索引で調べてみた。
 「Coucal」と名づけられた鳥は、この地ではこの一種類しかいない。


 インターネットの記事から。

『 
Pheasant Coucal - Australian Birds - photographs by Graeme Chapman
- [ このページを訳す ]
http://www.graemechapman.com.au/cgi-bin/viewphotos.php?c=78

 このサイトは解説もよく、卵、ヒヨコの写真もあって、鳴き声を聞くこともできます。
 「Pheasant Coucal」と打ち込んで検索されたら [ このページを訳す ]をクリックしてください。
 下のアドレスは原文の英文版です。

 なを、顔回りから腹にかけての色ですが冬場では羽色と同じですが、それを過ぎると黒くなるようです。
 よって、撮った写真によりシーズンが分かります。



● [Wikipedia]より



オーストラリア動物観察日記~飼育係の独り言~:Lone Pine 写真館
http://blog.livedoor.jp/lpks/archives/cat_50026066.html

 祝一周年記念!
 リクエスト写真:Pheasant Coucal (キジバンケン) PC18月29日に書いた『Blog開設・祝一周年』の記事にリクエストしてくれた方々、ありがとうございました。
 今日はまずnovioさんからのリクエストの Pheasant Coucal (キジバンケン)の写真をUPしたいと思います。
 他のリクエストも写真を撮り次第、掲載していきたいと思います。

 PC2Pheasant Coucal (キジバンケン)は、オーストラリアの北部&東海岸の付近に分布していて、主に低木の茂みや草の生い茂った林に生息している。
 夜行性で昆虫や小動物などを主に主食としている。
 ブリスベンでも見かけることがある(僕の家の庭にも昔は住んでいたが希望くんのせいで引っ越してしまった・・・。)
 夜や朝方に低い声でホーホーッ(?)っと鳴くので、見たことは無くても、鳴き声を聴いたことある人は多いと思う。
 Lone Pineには2羽のつがいのキジバンケンが飼育されていて、数ヶ月前に卵を産んだが孵らなかった。
 名前はSwampyとSwampetteなので、来園の際は声を掛けてあげてみて下さいね。


 ビデオ。

Pheasant Coucal
http://www.youtube.com/watch?v=iyerHf5T-YY

Pheasant Coucal
http://video.google.com/videoplay?docid=-5550389465553429817



 「地味色のハデな鳥」
 よくまあ、絶滅もせずにこの種族虐殺の土地で、生き延びられたものだと思う。




[◆ その後 ◆]

 4カ月後の10月11日。
 再びクーカルに出会った。
 場所は最も手近のクリーク沿い。
 
逃げる様子もなく、写真を撮らしてもらったが、あいにくこの日は霧雨がぱらつく天気模様で太陽の顔がなく、写真を撮るにはあまりいい状態ではなかった。
 そのため、顔の部分がはっきり写っていない。
 「出会った」という証拠だけの写真になってしまいました。

























 11月はじめに、今度はツガイで出会った。
 写真左上と右下。







 真下近くに寄り、個々に撮った。




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