2009年6月13日土曜日
野鳥とあそぶ[続]:ノイジー・フライアーバード
● ノイジー・フライヤーバード Noisy Friarbird
野鳥とあそぶ[続]:ノイジー・フライアーバード
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バックヤード前の排水緑地には並木があり、タウンハウスの住戸では小さな庭だが木々をたくさん植え込んでいる人もいる。
それらが多くの鳥を寄せ集めている。
注意深く下からのぞいてみると、これはという鳥に出会えることがある。
その一つがノイジー・フライヤーバード(Noisy Friarbird)。
前の家でも何度か姿をみかけたが、写真をとることができなかったので「野鳥と遊ぶ:リトル・フライヤーバード」の補記扱いにしていたものである。
今回、写真が撮れたので改めて一稿を設けて、載せることにした。
我が家ではこの鳥を「ガイコツ鳥」と呼んでいだ。
ハッキリいうと、この鳥ちょっとグロテスク。
サイトでは「不気味」という言葉が氾濫している鳥。
上にのせた写真をみても、その片鱗がうかがえる。
和名:ズグロハゲミツスイ
頭の部分に羽がなく、首から下に至って羽毛が見られる。
そのため「ハゲ」の呼称となったのだが、こういう鳥はけっこういる。
例えばアイビス。
● アイビス:頭の羽毛はない
和名はオーストラリアクロトキで「クロトキ」だが、「クロハゲトキ」とは言わない。
名づけ差別と思える。
「スグロ」とは「素黒」であろうか。
この鳥の特徴はなんといっても、クチバシの上にある銃星( knob)であろう。
コブといってもいい。
なぜこんなものがついているのか不思議でならないのだが、そこそこの重大な生物学上の理由があるのではないかと思っている。
● [Wikipedia]より
もしこのコブに気がつかないと、そのシルエットはブルーフェースと同じになる。
大きさ、形状ほぼ同じ。
下から見上げるとコブが見えなくなり、ブルーフェースの目の周りの特徴も分からなくなるため、どちらだろうかと判断に迷うことがある。
● ブルーフェースとノイジー・フライアーバード
インターネットから面白い日本語記事を探してみましたが、ちょっと見当たりません。
後日、「ホホホホホ」というのが見つかったら追加したいと思います。
ビデオは下記になります。
『
Noisy Friarbird (Philemon corniculatus)
http://video.google.com/videoplay?docid=-6120883666218594967
Noisy Friarbirds (Leatherheads) nesting
http://www.youtube.com/watch?v=uXpRhAL4FQ8&hl=ja
』
写真は下記が充実しています。
『
Noisy Friarbird (Philemon argenticeps)
http://www.mdahlem.net/birds/18/noifriar.php
』
● ノイジー・フライアーバード:真下から
[◆ その後 ◆]
[その①]
● ノイジー・フライアーバード:クリーク沿いで
[その②]
「インターネットから面白い日本語記事を探してみましたが、ちょっと見当たりません。後日、「ホホホホホ」というのが見つかったら追加したいと思います。」
と、書いたが面白すぎる記事が見つかった。
『
アジア太平洋こども演劇祭 - 公演
http://www3.nsknet.or.jp/tiatf/wfc/sanka.html
<オーストラリア>
ノイジー・フライアーバーズ The Noisy Friarbirds
「アダチガハラの鬼」 The Demon of Adachigahara
ステージの後ろにはがい骨が並んでおり、その前を鳥が行ったり来たりしています。
そこは鬼の住むアダチガハラでした。
こへヤマトがやってきます。
彼は大変お腹がすいていたので、仮面をつけた女の家に入れてもらいました。
目を覚ましてがい骨を見つけ、逃げ出します。
気がついた鬼が追ってきました。
ヤマトは、太陽の光が鬼を殺す事を知っていたので、太陽に向かって走りました。
太陽が出てきて鬼は死にました。
』
「ザ・ノイジー・フライアーバーズ」を訳すと「アダチガハラの鬼」になるそうです。
なんだか「ガイコツ鳥」と呼んでいたのを見透かされたような気分。
誰も印象は同じようなのかもしれないが。
でも「アダチガハラの鬼」はちょっといき過ぎだと思うのだが。
うまい命名だと素直に納得するところもありはするが。
でも鬼は別にいるようですから、題名訳そのままではなく「アダチガハラに巣くう鳥」といったところでしょうか。
それでも、やっぱり不気味。
[その③]
「クリーク散歩 下流」の写真を撮っていて見つけたのが、フライアーバードの巣。
中央のもこっつとしたものが巣。
ときどき、フライアーバードが首を出している姿を目にすることができる。
しかし、近寄るとまるで出てこないし、また周囲から近寄ることもしない。
普通にみている限りでは、ここに巣があるとは思えないし、巣にも見えない。
実に巧みに、人の目を逃れるように作ってある。
この近くを通るたびに目をやるが、ウーンうまく作ってあるとほとほと感心してしまう。
しばらく、この巣の観察で楽しめるだろう。
[その④]
前の排水緑地を歩いていたら「チーチー」と鳴き声がする。
ナンだろうと思って木の中を見上げた。
もっこりした鳥が3羽、枝に止まって鳴いている。
下からカメラを向けてもまるで、逃げないし鳴くのもやめない。
突然、2羽のノイジー・フライアーバードが私の鳴き声高く飛び回りはじめた。
もっこり鳥は、フライアーバードのヒヨコであった。
このヒヨコは先の巣のヒヨコではない。
そこからは数百mは離れている。
ということは、マイナーと同じくこの緑地に巣があるということになる。
見つけて写真が撮れたら、載せてみたいと思っています。
[その⑤]
緑地で見つけた巣。
ただこれ、歩道脇の木に、それもみえみえにところになる。
あまりにも無神経な位置。
フィグバードの巣ですら、見ためはほとんど分からないような位置を形をとっている。
だが、この巣は丸見え。
ただ巣をつくりました、というだけのもの。
フライヤーバードがやってきた。
左側に居るのが分かると思います。
が、すぐに私の気配を感じて飛び去ってしまった。
この巣、実に藁巻きがしっかりしており、まさに芸術品。
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