2009年6月16日火曜日
[続・野鳥] 悪人づら:ブルーフェース
● ブルーフェース Blue-Faced Honeyeater
続・野鳥とあそぶ:悪人づら、ブルーフェース
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バックヤード前の排水緑地の並木にはたくさんの鳥がやってくる。
植えられている木が実あるいは花をつけるからである。
またそれに並行している個人の庭にも花をもつ木が植えられている。
この木の実、花の蜜を狙ってやってくるのである。
● 排水緑地の木の花
● タウンハウスのバックヤードの木
レインボー・ロリキートとノイジー・マイナーが圧倒的な多数を誇って主役。
次にいるのが、なんとブルーフェイス。
「野鳥と遊ぶ」では遭遇度は50%より低いのではないかと書いたがなんのその。
木々を見上げるだけで探し当てられる。
「目つきが悪い」という印象を与える鳥でもある。
「不気味」という書き込みの多いのがノイジー・フライヤーバード。
「気味悪い」というのがプラバー(マスクド・ラプウイング)。
一見「悪相づら」に見えるのがこのトリオ。
いうなれば「不細工三銃士」。
前の家ではあまりみかけなかったので、もっと難易な種類ではないかと疑問を呈していた。
が、ここにきてえらくポピラーな鳥であることを改めて知った。
でも、このところその姿を見かけなくなった。
というのは、冬場に入って花々が枯れ、木の実がすくなくなったせいであろう。
あの群れ飛んでいたレインボーすらも激減している。
エサのあるところの遭遇度は高くなり、ないところでは低くなる、そして平均すると50%ということになるのだろう。
そういえば、前の家ではまるで見かけなかった鳥だが、エサを獲得できると知ったせいか、その後はちょくちょく来るようになり、それまでとはまるで違うほどにたくさんの写真を撮らしてもらった。
何といおうと、エサの確保ということが、生きとし生けるもの最終課題なのである。
ところでブルーフェースはその名の通り、眼の周りがブルーである。
が、写真でみるとときどき「金色」や「銀色」に写っていることがあるし、現実にもそう見える。
このことは以前にも書いて、きっと光の加減で青が金や銀にみえるのではないかと想像していた。
がどうにも解せなかった。
この写真にもそう写っている。
実際には、青のほかに金色の目を持つブルーフェースがいるのではないかと、胸に一物ある。
ドロンゴの眼は赤である。
ところが、これが白に写っていた写真があった。
カラスが写っているのかと思って、前後の写真をみたがドロンゴである。
赤目のドロンゴが首を動かし、光の反射が変わったためである。
つまり、赤も光の加減で白に見えるということである。
ブルーフェイスは数羽撮るので判断しかねるが、ドロンゴは一羽で、その1羽に続けざまにシャッターを切るので、鳥が入れ替わるということはない。
そういえば、写真を撮るとき人の目が赤に写り、気味悪く感じることがある。
昨今のカメラは「赤目軽減機能」が組み込まれていますので、極度に変色することはなくなっていると思いますが。
[◆ その後 ◆]
つがいのブルーフェース。
[◆ ブルーフェースのヒヨコ ◆]
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