2009年6月19日金曜日
[続・野鳥] グレート・イグレットの間違いだった
● インターメデイエイト・イグレット Intermediate Egret
(いいえ、グレート・イグレット Great Egret)
[続・野鳥] グレート・イグレットの間違いだった
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(旧題)野鳥とあそぶ[続]:インターメデイエイト・イグレット
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クリーク横の緑地にシラサギがいた。
翌日も見た。
が、ここしばらく姿が消えている。
冬場に入って寒さが厳しくなったせいであろうか。
一見、ホワイトフェースの方が見栄えがする。
シルバータッチで人の心を打つ。
でも見続けていると、「どうも」という感じがしてくる。
なにを考えているかわからないような、不気味さが広がってくるからだ。
その点からいうとシラサギは分かりやすくていい。
見ていて頭を使わないでいられる。
インターメデイエイト・イグレット(Intermediate Egret)とは和名「チュウサギ」のこと。
「シラサギ」には大中小といる。
チュウサギとダイサギの区別は「野鳥と遊ぶ」で書いたが、つまるところ遠くからでは分からないというのがほぼ正解に近い。
とすれば、単に大きさで区別するしかない。
ダイサギは91cmとあるので、写真の鳥には当てはまらない。
「野鳥と遊ぶ」の写真を挙げておきます。
コサギは水辺にいれば明確に分かる。
たとえば「ペリカン」に載せた写真では、コサギと断定している。
その理由はエサの捕り方がチュウサギ、ダイサギとは明らかに違うからである。
これらのサギは歩きながらスパッツとクチバシを突っ込んでエサを獲る。
コサギは歩くとき、水面下の泥の地面を足でかき回して、子魚などが出てくるとクチバシを水面に突っ込みエサを獲る。
つまり、歩き方、エサの獲り方がまるで違うのである。
写真は一瞬しか写せませんので判断しにくいですが、動きを観察していればすぐに分かります。
がしかし、もしチュウサギが地上にいたらどうなるか。
図鑑ではコサギは56cm、チュウサギは63cmとあるから、大きさでの判別は不可能となる。
しかし、ありがたいことにその判別方法が大きさ以外にもある。
● コサギ:「Australian Birds」より
クチバシの色である。
コサギは黒ぽっく、チュウサギは黄色系なのである。
よって、写真の鳥はチュウサギと断定していいと思う。
なを、チュウサギの解説は「野鳥と遊ぶ:ダイサギ」を参照してください。
その欄からビデオをコピーしておきます。
チュウサギのビデオ
『
★ Wild intermediate Egret caught a flog and swallowed it in the field of Japan
http://au.youtube.com/watch?v=jkcWIItjQGw
★ Intermediate Egret.wmv
http://au.youtube.com/watch?v=uQk0D9loHVo&feature=related
』
はじめのものは日本の水田際で撮られたもので、カエルを捕らえて食するところが写っています。
(改題)[続・野鳥] グレート・イグレットの間違いだった
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今日は7月20日。
イグレットを見つけた。
先だってと同じ場所。
おそらく同じ鳥だろう。
今回はしつこく、飛ぶ鳥を追いかけて3カ所ほどで撮った。
これをパソコンで引き伸ばした。
そして !!!!!
大いなる小さな間違い。
この鳥「インターメデイエイト・イグレット」ではなかった。
「グレート・イグレット(Great Egret):ダイサギ」だったのである。
なぜ分かったか。
「野鳥と遊ぶ」に載せてあった、区分法。
「口角切れ込み判別法」によると、ダイサギなのである。
あきらかに「ダイサギ」なのである。
「まちがいはあるもんだ」、と言い訳をするが、一見みただけではなかなかわからない。
今回は口角が撮れており、幸運だったということであろう。
ピーウイーと。
ダイサギ(大さぎ)。
たしかに1mくらいはある。
遊歩道橋のの上で。
ノイジー・マイナーがまとわりついてちょっかいを出す。
イグレットは首を縮めたり伸ばしたりして、追い払おうとする。
「大いなるトリ違え」であった。
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