2009年6月23日火曜日
[続.野鳥] やっと出会えた、クカバラ
● クカバラ Laughing Kookaburra
[続.野鳥] やっと出会えた、クカバラ
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前の家では毎日、マグパイがいい声で鳴いていた。
そして時々、クカバラが笑っていた。
それが当たり前だと思っていた。
が、こちらに来て聞くのはマグパイではなく、ブッチャーバート。
これもすこぶるにいい声である。
なら、クカバラは?
これがいない。
代わって鳴くのは、カッコー。
クカバラがいないなんてことがあるだろうか?。
確かに、家の周りでクカバラの笑い声を聞いたことがないのである。
そして、クリーク沿いを歩いていても聞かない。
ということはまさか、本当にいない、ということだろうか。
クリークのそばにホッケー場がある。
そちらへ足を向けたとき、はじめて聞いた。
クリークとホッケー場の境にある木に飛んできて止まった。
「ここにいるよ」と笑った。
やはりいるじゃん!。
クリーク散歩をはじめてから、1カ月以上はたっている。
「なんで、これまで姿を現さなかったんだ、昔、遊んだ仲じゃんか」
「気後れしてたんか」
見知らぬ関西弁になる。
てなことを勝手に考えながら、早速、写真を撮る。
クカバラは一度止まると、脅かさないようにしていれば長くジーとしていてくれます。
あまりに落ち着きがいいので、こちらが飽きるほど。
グルグル木の周りを回りながら撮る。
パチパチと多量の写真が撮れる鳥でもある。
住宅地にはまず来ない。
クリーク沿いの決まった領域に、決まった時間にということであろうか。
でも、いると分かっただけで大収穫。
いれば、時には会えるだろう。
「恥ずかしがることはないよ、ワタシゃ『ツチヤの口車』のベッカムほどじゃないから」
見てて最も面白い鳥は、2つある。
一つはクカバラ、もう一つはロングビルド・コレーラ。
クカバラはあまり動きのない変な鳥。
ロングビルドのほうが活発で鳥らしいことは鳥らしい。
ちなみに、遊べる鳥はコカツー。
飼いならすとガッツキになるのがカルガモ。
[◆ その後 ◆]
クカバラは鳴いてくれれば、その特徴のある鳴き声で「いるな」とすぐに分かるのだが、静かにされると、デカイのだがちょっと見逃してしまう。
何しろ、静かな鳥。
下をウロウロしても平然と止まっている。
十分、二十分はじっとしていられる鳥。
羽音もしない。
でもいちどみつければ、写真をとるのには楽な鳥。
普通なら鳥が先にいなくなる。
この鳥だけは人のほうがあきてきて逃げ出す。
クカバラのよくいる場所が分かったので、ときどきそこへ回り込む。
といってももちろん間違いなく会えるわけではない。
ツガイでいた。
今回はありがたいことに下のほうに止まってくれていた。
たくさん写真を撮ったが、やはり先にその場を離れたのは、人間の方。
「どうも人という動物はセッカチでいかんな」と言っているかもしれない。
[◆ その後2 ◆]
● マイナーと
● コモン・マイナと
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